七里式プロンプトとは？ChatGPTが劇的に変わる「8+1の公式」を徹底解説

ChatGPTに質問を投げかけても、「ありきたりな回答しか返ってこない」「情報の精度が低くて使えない」と感じた経験はありませんか？多くの場合、その原因はChatGPTの性能ではなく、私たちユーザーのAIへの「指示の出し方」にあります。

AIの能力を最大限に引き出す鍵は、質の高い指示文、すなわち「プロンプト」にあります。

この記事では、生成AIの学校「飛翔」で教えられ、多くの受講生から絶賛されている独自のプロンプト作成術「七里式プロンプト」について、その核心である「8+1の公式」から具体的なメリット、最適な学習方法まで、どこよりも分かりやすく徹底解説します。

この記事を読めば、あなたのChatGPTとの対話は劇的に変わり、AIを真のパートナーとして活用する第一歩を踏み出せるはずです。

▼記事を読むのが面倒な人のためにAI解説動画を作りました。読み間違いはご容赦くださいませ。

七里式プロンプトが注目される理由｜AIを “指示待ち部下” から “優秀な秘書”へ

七里式プロンプトの神髄に迫る前に、なぜ従来のプロンプトではAIの性能を引き出しきれないのか、その理由を考えてみましょう。

なぜ普通の質問ではダメなのか？ChatGPTの性能を引き出せない3つの壁

私たちが普段、人に何かを頼むとき、無意識に相手の知識レベルや状況を考慮して言葉を選んでいます。しかし、相手がAIとなると、この配慮を忘れがちです。その結果、以下のような壁にぶつかります。

1. 背景・文脈の欠如
   「市場調査をして」とだけ伝えても、どの市場で、誰向けの商品で、何を知りたいのかがAIには分かりません。
2. 目的の不明確さ
   作成した文章を「ブログ記事にしたい」のか「社内プレゼン資料にしたい」のかで、トーンや構成は大きく変わります。
3. 形式の不一致
   AIが長文で回答しても、求めていたのが箇条書きや表形式であれば、その後の修正に多大な時間がかかります。

これらの壁を乗り越え、AIをまるで「優秀な秘書」のように動かすための設計図が、七里式プロンプトなのです。

「七里式プロンプト」の思想：AIとの対話に“型”を持ち込む

七里式プロンプトは、生成AIの学校「飛翔」の代表であり、20年以上のIT業界経験を持つ七里信一氏によって考案されました。彼は「日本一ChatGPTを触る経営者」とも言われ、膨大な試行錯誤の末に、AIから高品質な回答を安定して引き出すための「型」を見出しました。

その思想の根底にあるのは、「AIを、意図を正確に汲み取ってくれる優秀なパートナーとして育てる」という考え方です。場当たり的な質問を繰り返すのではなく、体系化された”対話の型”を用いることで、AIとのコミュニケーションエラーを限りなくゼロに近づける。それが七里式プロンプトの目指す世界です。

七里式プロンプトの核心「8+1の公式」を完全分解

七里式プロンプトの心臓部といえるのが、「8+1の公式」です。これは、優れた指示文を構成するために不可欠な要素を体系化した、まさにプロンプトのテンプレートです。

優れた指示のテンプレート「8つの構成要素」

「8+1の公式」のうち、基本となる「8つの要素」は、AIに依頼の全体像を正確に伝えるためのものです。これにより、AIは「何を」「なぜ」「どのように」実行すればよいかを明確に理解できます。

要素	目的と役割
1. 役割定義	AIに特定の専門家（例：マーケター、編集者）としての役割を与えることで、回答の視点と専門性を固定する。
2. 背景・文脈	依頼の背景や、なぜこのタスクが必要なのかを伝えることで、AIの理解度を深め、より的確な回答を促す。
3. 目標設定	このプロンプトを通じて達成したい最終的なゴールを明確に示す。AIはゴールから逆算して最適な回答を生成する。
4. 実行プロセス	タスクをどのような手順で進めてほしいかを具体的に指示する。思考のステップをAIと共有する。
5. 対象読者	生成するコンテンツが誰に向けたものかを定義する。これにより、文体や専門用語のレベルが最適化される。
6. 制約条件	文字数、含めてはいけない言葉、参照すべき情報源など、守ってほしいルールを明記し、出力のブレを防ぐ。
7. 強調点	特に重視してほしいポイントを伝えることで、回答の核となる部分のクオリティを高める。
8. 出力形式	箇条書き、マークダウン、JSONなど、希望するアウトプットの形式を指定し、後工程の作業を効率化する。

これらの8つの要素を漏れなくプロンプトに組み込むことで、AIとの認識のズレは劇的に減少します。

回答の質を飛躍させる「+1」の魔法

8つの基本要素に加え、七里式プロンプトには回答の質をもう一段階引き上げるための「+1」の要素が存在します。これは、より創造的で、ユーザーの期待を超えるアウトプットを引き出すための「魔法のスパイス」とも言える部分です。この「+1」の詳細は、無料セミナーや「飛翔」の講義で深く解説されていますが、AIとの対話をより豊かにする重要な鍵となります。

【具体例】七里式プロンプトで回答はここまで変わる！

お題： 健康志向の30代女性向けに、新しいプロテイン商品のブログ記事の構成案を作成する。

	普通のプロンプト	七里式プロンプト（要約版）
指示文	新しいプロテインのブログ記事の構成案を作って。	#役割: あなたは経験豊富なWebメディア編集者です。 #背景: 当社は健康志向の30代女性をターゲットにした新プロテインを発売します。 #目標: 読者が「このプロテインを試してみたい」と感じるブログ記事の構成案を作成してください。 #対象読者: 30代女性、健康や美容に関心が高いが、プロテイン初心者。 #制約条件: 専門用語は避け、共感を呼ぶ表現を重視。文字数は2000字程度を想定。 #出力形式: 見出し（H2, H3）を使ったマークダウン形式で出力。
回答 (Before)	1. はじめに 2. プロテインとは 3. 新商品の特徴 4. お客様の声 5. まとめ	H2: 忙しい毎日でも、内側から輝く私へ。30代からの新常識「ご褒美プロテイン」とは？ 　H3: 「プロテインって筋肉ムキムキになるんでしょ？」その誤解、今日で終わりにしませんか？ 　H3: 美容と健康のために、私たちが本当に必要だった栄養素 H2: 管理栄養士も絶賛！新商品「ルミナス・プロテイン」5つの秘密 　H3: 罪悪感ゼロ！1杯で満足、美味しいカフェラテ風味 　H3: 美容成分（コラーゲン・ヒアルロン酸）も贅沢配合 …（以下、具体的な構成が続く）

結果は一目瞭然です。普通のプロンプトでは抽象的で行動に繋がらない構成ですが、七里式プロンプトではターゲットの心に響く具体的なタイトルや見出しが生成され、すぐにでも執筆に取り掛かれるレベルのアウトプットが得られます。

七里式プロンプトを習得する3大メリット

七里式プロンプトを学ぶことは、単にChatGPTを上手く使えるようになるだけではありません。それは、AI時代のビジネスパーソンにとって必須となる、より本質的なスキルを身につけることを意味します。

メリット1：思考の再現性｜誰でも高品質なアウトプットが可能に

感覚やひらめきに頼ったプロンプト作成は、品質が安定しません。七里式プロンプトという「型」を身につけることで、誰がやっても一定水準以上の高品質な回答を安定して引き出せるようになります。これは、個人のスキルをチーム全体の生産性向上へと繋げる、強力な武器となります。

メリット2：時間の大幅短縮｜一発で求める回答を引き出す

「何度も質問し直したり、AIの回答を大幅に修正したり…」そんな非効率な作業から解放されます。七里式プロンプトは、AIとのコミュニケーションロスを最小限に抑え、一発で核心を突く回答を得ることを可能にします。これにより、本来集中すべき創造的な業務に多くの時間を割けるようになります。

メリット3：応用の多様性｜あらゆる業務やタスクに活用可能

この公式は、特定のタスクに限定されるものではありません。

• 議事録の要約
• プレゼンテーション資料の構成案作成
• ビジネスメールの作成
• 新サービスのアイデア出し
• 簡単なプログラミングコードの生成

上記のように、日常業務から専門的なタスクまで、あらゆる場面で応用可能な汎用性の高いフレームワークです。

七里式プロンプトの最適な学び方【3ステップ】

七里式プロンプトの価値を理解した上で、次に気になるのは「どうすれば習得できるのか？」でしょう。ここでは、最も効率的で確実な学習ステップをご紹介します。

STEP1：無料セミナーで「8+1の公式」の神髄に触れる

まずは、考案者である七里信一氏が自ら登壇する無料のChatGPT活用セミナーに参加することをお勧めします。このセミナーでは、「8+1の公式」の考え方や重要性が、実演を交えながら分かりやすく解説されます。

さらに、参加するだけでもらえる豪華12大特典（すぐに使える質問テンプレート1,000個、プロンプト作成ツールなど）は、有料級の価値があると評判です。七里式プロンプトの世界観を掴むための、最高の入り口と言えるでしょう。

STEP2：生成AIの学校「飛翔」で体系的に実践スキルを習得

無料セミナーで概要を掴んだら、次は有料オンラインスクール「生成AIの学校 飛翔」で、より深く体系的に学ぶステップです。「飛翔」では、340本以上という圧倒的なボリュームの動画講義が用意されており、「8+1の公式」を一つ一つの要素に分解し、実践的な課題を通じて自分のスキルとして完全に定着させることができます。

STEP3：25,000人以上のコミュニティで実践と改善を繰り返す

「飛翔」の大きな特徴が、25,000人以上（2025年8月時点）の受講生が参加する活発なオンラインコミュニティです。学んだ公式を使って作成したプロンプトを共有し、フィードバックをもらったり、他の受講生が作成した優れたプロンプトから学んだりすることで、スキルは飛躍的に向上します。一人では解決に時間がかかる疑問も、コミュニティに投げかければ数分で解決策が得られることも少なくありません。

七里式プロンプトに関するよくある質問（Q&A）

まとめ｜七里式プロンプトでAI活用の未来を切り拓こう

本記事では、ChatGPTの能力を最大限に引き出すための鍵となる「七里式プロンプト」とその核心「8+1の公式」について解説しました。

七里式プロンプトは、単なる便利なテクニックではありません。それは、AIという優秀なパートナーと円滑に協業し、新たな価値を創造するための「対話の設計図」です。

このフレームワークを身につけることは、AIに仕事を奪われるのではなく、AIを自在に使いこなして生産性を飛躍させる側になるための、最も確実な自己投資と言えるでしょう。

AI活用の第一歩でつまずいている方も、さらなる高みを目指したい方も、まずはその神髄に触れられる無料セミナーから、新しい時代の扉を開いてみてはいかがでしょうか。