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WordPressでECサイトを作るときは、カートや決済をECプラグインが担い、テーマは見た目を整える役割です。そのため、テーマ単体ではなく「プラグイン×テーマ」の組み合わせで選びます。
この記事では、Welcart×Welcart Basic、WooCommerce×Snow Monkey、少量販売向けの決済リンクの3つの構成と、どれを選ぶかの判断基準を解説します。
※価格・仕様は2026年10月11日時点で各公式サイトの記載を確認したものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
【結論】ECサイトの構成は3パターンから選ぶ
国内のクレジット決済と連携したいならWelcart×Welcart Basic、拡張しながら育てたいならWooCommerce×Snow Monkey、商品が少ないなら通常のテーマ+決済リンクが候補です。

| 構成 | EC機能 | テーマ(2026年10月時点) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Welcart × Welcart Basic | Welcart(無料) | Welcart Basic(無料の公式テーマ) | 国内の決済サービスで始めたい人 |
| WooCommerce × Snow Monkey | WooCommerce(本体無料・有料の拡張あり) | Snow Monkey(年額16,500円) | 拡張機能で育てたい人 |
| 通常のテーマ + 決済リンク | Stripeの決済リンクなど | SWELLなど(17,600円・税込) | 商品が数点の人 |
どの構成でも、決済手数料はテーマでは変わりません。手数料は、プラグインが連携する決済代行会社や決済サービスの条件で決まります。
WordPressのEC機能はプラグインが担い、テーマは見た目を整える
WordPressのテーマには、カート・注文管理・決済の機能は基本的に入っていません。これらはECプラグインが追加し、テーマはその画面をサイトのデザインになじませます。
| 役割 | 担当すること | 例 |
|---|---|---|
| ECプラグイン | 商品登録・カート・注文管理・決済サービスとの連携 | Welcart、WooCommerce |
| テーマ | 商品ページや一覧ページの見た目、サイト全体のデザイン | Welcart Basic、Snow Monkey、Lightning |
| 決済サービス | クレジットカードなどの決済処理と手数料 | プラグインが連携する決済代行会社、Stripe |
テーマを選ぶときは、使うECプラグインに「対応している」と公式が明記しているかを確かめます。対応していないテーマでも動くことはありますが、商品ページの表示が崩れたときに自分で直す手間が増えます。
Welcart × Welcart Basic:国内の決済サービスで始める構成
Welcartは、国内のクレジット決済サービスと連携できる無料のECプラグインです。見た目は、Welcart公式の無料テーマ「Welcart Basic」で整えるのが基本の組み合わせです。
| 項目 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
| 価格 | 無料 |
| 開発 | Welcart Inc. |
| 実績 | 公式は「国内ECプラグイン シェアNo.1」と案内(稼働サイト数26,208) |
| 決済 | 国内15社のクレジット決済と、モジュールを組み込まずに連携 |
| 商品管理 | 商品点数・カテゴリー数に制限なし、SKU管理に対応 |
| 公式テーマ | 無料の「Welcart Basic」と有料テーマ |
| バージョン | 2.12.4(2026年9月17日)・有効インストール1万以上(WordPress.org) |
WelcartはWordPress.orgで公開されているので、管理画面の「プラグイン」→「プラグインを追加」から検索してインストールできます。テーマもWelcart公式のものを使えば、プラグインとテーマの対応を自分で確かめる手間が減ります。
SKU管理に対応しているため、サイズや色違いがある商品も管理しやすくなります。デザインを作り込みたくなったら、公式の有料テーマも選択肢に入ります。
WooCommerce × Snow Monkey:拡張しながら育てる構成
WooCommerceは、拡張機能を足しながらECサイトを育てたい人に向くプラグインです。テーマは、公式に「WooCommerce に対応しています」と明記しているSnow Monkeyが組み合わせの候補になります。

WooCommerce:世界中で使われるオープンソースのECプラグイン
| 項目 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
| 価格 | 本体無料(有料の拡張機能あり) |
| 開発 | Automattic |
| 規模 | 有効インストール700万以上・71ロケール(日本語訳あり) |
| バージョン | 11.2.1(WordPress.org) |
| 日本向けの拡張 | Japanized for WooCommerce(銀行振込・代引き・配達日時指定・郵便番号から住所入力・特定商取引法の表記) |
日本の決済や配送は、拡張プラグインで補うのが基本です。Japanized for WooCommerceを入れると、銀行振込や代引き、配達日時の指定などを追加できます。
Snow Monkey:カスタマイズの自由度が高いテーマ
Snow Monkeyは株式会社モンキーレンチのテーマで、年額16,500円のサブスク(上位のプロは年額55,000円)です。100%GPLで、商用利用や複数サイトへのインストールもできます。
- WooCommerceに公式対応:公式サイトに、ショッピング機能を追加するプラグイン WooCommerce に対応していると明記されています
- 継続費用がかかる:2024年8月1日から、テーマの更新にはライセンスキーが必要です。解約後もテーマは使えますが、サポートとダウンロードは止まります
詳しくはSnow Monkeyのレビュー記事で解説しています。
無料で始めるならLightningも候補
無料テーマのLightning(G3)には、WooCommerce用の対応コードが含まれています。費用をかけずにWooCommerceで始めたい場合の選択肢です。詳しくはLightningのレビュー記事をご覧ください。
商品が少ないなら、通常のテーマ+決済リンクで始められる
販売する商品が数点なら、ECプラグインを入れずに、決済サービスのリンクやボタンを記事に貼る形で始められます。この形なら、SWELLなど通常のテーマでも対応できます。

| 方法 | サイトでの見せ方 | ポイント |
|---|---|---|
| Stripeの決済リンク(Payment Links) | コード不要で決済ページを作成。購入ボタンをページに埋め込める | 40以上の決済手段に対応 |
| BASE | BASEで作ったショップページへリンクする | 商品ページと決済はBASE側 |
カートや在庫管理はありませんが、ブログで商品を紹介し、そのまま購入ページへ案内する流れなら組めます。読み物で集客してから販売につなげたい人に向いた形です。
当サイトもSWELL(子テーマ)で運営しています。機能や料金の詳細はSWELLのレビュー記事を、購入はSWELL公式サイトからどうぞ。
どの構成を選ぶか:3つの判断基準
構成は、「商品数と在庫管理」「使いたい決済手段」「保守にかけられる手間」の3点で選びます。

- 商品数と在庫管理:数点なら決済リンクで足ります。カートや在庫の管理が必要になったら、WelcartかWooCommerceを使います
- 使いたい決済手段:国内の決済代行会社とつなぎたいならWelcart、拡張で決済手段を足していくならWooCommerceが合います
- 保守にかけられる手間:ECプラグインを使う構成では、プラグイン・テーマ・決済の更新を自分で管理します。手間をかけられないなら、ECプラットフォームも比べます
迷ったら、まず決済リンクで小さく始め、注文が増えてからECプラグインへ移る順番でも遅くありません。
本格的なECなら、WordPress以外も検討の候補になる
商品数が多い、在庫管理が複雑、決済まわりの保守に人手を割けないといった場合は、Shopify・BASE・STORESなどのECプラットフォームも検討の候補になります。

一方、WordPressでECを作るのが合うのは、「ブログや読み物で集客して販売につなげたい」「サイトの構成やデザインを自由に決めたい」というケースです。
よくある質問
ECサイトのテーマ選びでよく聞かれる質問にお答えします。

ECサイトに使うテーマは有料であるべきですか?
必須ではありません。Welcart×Welcart Basicなら、プラグインとテーマの費用はかかりません(決済手数料やサーバー代は別)。デザインの要求が上がった段階で有料テーマを検討すれば十分です。
SWELLやCocoonでネットショップは作れますか?
少量販売なら、決済サービスのリンクやボタンを貼る形で対応できます。カートや在庫管理が必要になったら、ECプラグインに対応したテーマかECプラットフォームを検討してください。
決済手数料はテーマによって変わりますか?
変わりません。手数料は、Stripeなどの決済サービスや、プラグインが連携する決済代行会社の条件で決まります。
WooCommerceは日本の決済や配送に対応できますか?
拡張プラグインで補えます。Japanized for WooCommerceを使うと、銀行振込・代引き・配達日時指定・特定商取引法の表記などを追加できます。
Snow Monkeyを解約するとECサイトは止まりますか?
テーマは解約後も使えます。ただし、サポートとダウンロードが止まり、テーマの更新もできなくなります。
まとめ:プラグインを先に決め、対応するテーマを選ぶ
WordPressのECは「プラグインが機能、テーマが見た目」です。国内の決済で始めるならWelcart×Welcart Basic、拡張しながら育てるならWooCommerce×Snow Monkey、商品が少ないなら通常のテーマ+決済リンクが向いています。
規模が大きくなりそうなら、ECプラットフォームとも比べてください。サイト全体のテーマ選びは総合ランキングとテーマ診断をどうぞ。
目的や業種に関係なく使えるテーマ選びの基準は、WordPressテーマの選び方で全体像をまとめています。
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