WordPressテーマ変更の手順|準備から変更後の修正まで3段階で解説

ローラーで壁を塗り替える女性のイラスト

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WordPressのテーマ変更は、「変更前の準備」→「テーマの切り替え」→「変更後の確認と修正」の3段階で進めるのが基本です。有効化の操作そのものより、前後の作業のほうが大切です。

この記事では、テーマを変えても残るもの・新テーマで使われなくなるもの、準備5つ、切り替えの手順、変更後にやること4つ、切り替わらないときの対処まで順に解説します。

※管理画面の名称・仕様は2026年10月11日時点で各公式サイトの記載を確認したものです(WordPress 7.1系)。

目次

テーマ変更の全体像:準備・切り替え・修正の3段階

テーマ変更は「有効化ボタンを押すだけ」ではなく、前後の作業を含めた3段階の作業と考えると進めやすくなります。

テーマはサイトのデザインと機能の土台なので、切り替えると見た目が大きく変わり、表示が崩れることがあります。崩れたときに慌てないよう、全体の流れを先に押さえておきましょう。

段階やること
① 変更前の準備バックアップ、新テーマの決定、乗り換えサポートの確認、テスト
② テーマの切り替えインストール → ライブプレビュー → 有効化 → 初期設定
③ 変更後の確認と修正表示の確認、崩れの修正、ウィジェット・メニューの確認、計測タグの確認

テーマを変えても残るもの・新テーマで使われなくなるもの

テーマを変えても、記事・固定ページ・画像は残ります。変わるのは、テーマに結びついた設定や装飾が新テーマでは使われなくなる点です。

テーマ変更で残るもの(記事・画像・プラグイン)と、新テーマでは使われなくなるもの(テーマ設定・追加CSS・独自ブロック)
データテーマ変更後
記事・固定ページ・画像残る(テーマとは別に保存されている)
プラグインとその設定残る
テーマ独自の設定・カスタマイザーの設定新テーマには引き継がれない(旧テーマ側に残る)
追加 CSSテーマごとに保存されるため、新テーマでは適用されない
旧テーマ独自のブロック・ショートコード装飾が外れたり、ショートコードが文字のまま表示されたりする
ウィジェット・メニュー似た名前の位置へ自動で対応付けが試みられるが、確認と組み直しが必要

旧テーマの設定は削除されるわけではありません。WordPressはテーマを切り替えても旧テーマの設定を消さないので、旧テーマに戻せば設定も再び使われます。

ウィジェットとメニューは、WordPress 4.9以降、新テーマの同じか似た名前の位置へ自動で対応付けが試みられます。外れたウィジェットは「使用停止中のウィジェット」に移るので、配置を確認して組み直します。影響の詳細はテーマ変更のリスクと対策で解説しています。

変更前の準備5つ

テーマ変更では、変更前の準備が大切です。次の5つを済ませてから切り替えに進むと、つまずきやすい点を事前に避けられます。

テーマ変更前の準備5つ。バックアップ、新テーマの決定、乗り換えサポートの確認、非公開でのテスト、作業時間帯の選択
  • バックアップを取る:データベースとファイル一式の両方を保存します。無料プラグインのBackWPup(有効インストール40万以上)は、データベースとファイルを自動でバックアップできます。レンタルサーバーのバックアップ機能でも構いません
  • 新テーマを決める:変更後にまた乗り換えるのは大きな手間です。テーマの選び方を押さえ、迷うなら6問のテーマ診断で候補を絞ってください
  • 乗り換えサポートの有無を確認する:SWELLは公式の乗り換えサポートプラグインを用意しています。対象はCocoon・JIN・SANGO・STORK・THE THOR・AFFINGER5の6テーマです(2026年10月時点)
  • 非公開の環境でテストする:本番でいきなり切り替えず、テスト環境で表示を確かめると安心です。方法はテーマ変更を安全にテストする方法で解説しています
  • アクセスの少ない時間帯を選ぶ:切り替え直後は表示が崩れることがあります。自分のサイトの訪問者が少ない時間帯に作業しましょう

SWELLの乗り換えサポートは、旧テーマの装飾の崩れを一時的に抑えながら、記事を少しずつ書き換えられるものです。崩れを抑えるのは一時的なので、計画的に書き換えを進めましょう。

あわせて、旧サイトのウィジェット・メニュー・テーマ設定画面をスクリーンショットで残しておくと、変更後に元の構成を確かめやすくなります。旧テーマの販売状況は販売終了テーマの乗り換えガイドで確認できます。

テーマ変更の手順:インストールから初期設定まで

テーマの切り替えは「インストール → ライブプレビュー → 有効化 → 初期設定」の4ステップです。

テーマ切り替えの4ステップ。新テーマのインストール、ライブプレビューでの確認、有効化、初期設定
  • 新テーマをインストールする:管理画面の「外観」→「テーマ」→「テーマを追加」から検索します。有料テーマは「テーマのアップロード」からzipファイルを追加します。詳しくはテーマのインストール方法をご覧ください
  • ライブプレビューで確認する:テーマ画面で新テーマの「ライブプレビュー」を押すと、有効化せずに見た目を確認できます
  • 有効化する:「有効化」を押すと、サイトの見た目が新テーマに切り替わります。ここから確認と修正の段階に入ります
  • 初期設定を行う:新テーマの設定画面で、デザイン・色・レイアウトなどを一通り設定します。公式サイトのマニュアルがあれば、それに沿って進めます

カスタマイズする予定があるなら、子テーマを使う方法もあります。SWELLは「SWELL CHILD」、Cocoonは「Cocoon Child」という子テーマを公式に用意しています。親テーマ→子テーマの順にインストールし、子テーマを有効化します。

子テーマを使えば、親テーマを更新しても子テーマに加えたカスタマイズは上書きされません。仕組みは子テーマとは何かで解説しています。なお、当サイトもSWELLの子テーマで運営しています。

変更後にやること4つ

有効化したら、表示の確認と修正を次の4つの順に進めます。

テーマ変更後にやること4つ。表示の確認、アクセスの多い記事から修正、ウィジェットとメニューの確認、計測タグの確認
  • 主なページの表示を確認する:トップページ・記事ページ・固定ページ(プロフィール・問い合わせなど)・カテゴリページを、パソコンとスマホの両方で見て回ります
  • 表示の崩れをアクセスの多い記事から直す:アクセス解析で読まれている記事から順に直すと、読者への影響を小さくしやすくなります
  • ウィジェット・メニュー・テーマ設定を確認する:ヘッダーのメニュー、サイドバー、フッターの配置を、控えておいたスクリーンショットと見比べて組み直します
  • 計測タグを確認する:旧テーマの設定欄でGoogleアナリティクスなどのタグを入れていた場合、新テーマでは出力されなくなります。計測が止まっていないか確かめます

修正が一段落したら、Googleサーチコンソールでエラーやクリック数の大きな変化がないかを、しばらく見守ってください。テーマ変更の影響に気づきやすくなります。

テーマ変更とSEOへの影響

テーマが変わると、見出しの構造・内部リンク・構造化データ・表示速度などが変わり、検索結果に影響することがあります。

スケートボードに乗る男性のイラスト

たとえば、旧テーマが出力していた構造化データやメタ情報が、新テーマでは出力されなくなることがあります。SWELLの公式は、metaタグの出力機能がないためSEO SIMPLE PACKなどのプラグインを「ほぼ必須」と案内しています。

変更前後で、記事の見出しの出方や表示速度を見比べておくと安心です。リスクの洗い出しはテーマ変更のリスクと対策にまとめています。

テーマを変更できない・切り替わらない時

トラブルでよくあるのは、「有効化やインストールでエラーが出る」と「有効化したのに見た目が変わらない」の2パターンです。

症状主な原因対処の記事
インストール・有効化でエラーが出るPHPのバージョン、テーマファイルの不備テーマを有効化できない時の解決法
有効化したのに見た目が変わらないキャッシュテーマが反映されない時の対処法

テーマを追加するときは、「パッケージをインストールできませんでした。」「テーマに style.css スタイルシートがありません。」といったエラーが出ることがあります。表示された文言を手がかりに、上の記事で原因を確かめてください。

子テーマだけを先に入れると、「親テーマが見つかりませんでした。この子テーマを利用する前に、親テーマ ○○ をインストールしてください。」と表示されます。先に親テーマをインストールしてください。また、wp-config.phpにDISALLOW_FILE_MODSが設定されていると、テーマの追加や更新ができません。

テーマの変更・移行の記事一覧

テーマの変更・移行について、この記事とあわせて読みたい記事をまとめました。

記事内容
WordPressテーマ変更のリスクとは?残る設定・引き継げない設定と5つの対策–
WordPressテーマ変更を非公開でテストする3つの方法と注意点–
WordPressテーマの移行方法サーバー引っ越し・使い回しとライセンス
賢威・AFFINGER6は販売終了乗り換え先ガイド

よくある質問

記事数が多くてもテーマ変更できますか?

できます。記事数が多くても、テーマ変更の操作は同じです。旧テーマ独自の装飾を多く使っているほど修正が増えるので、アクセスの多い記事から直すと進めやすくなります。

テーマ変更はSEOに影響しますか?

影響することがあります。見出し構造・内部リンク・構造化データ・表示速度などが変わるためです。変更後はサーチコンソールで変化を見守ってください。

川辺で水彩画を描く女性のイラスト

変更後に元のテーマへ戻せますか?

旧テーマを削除していなければ、再度有効化すれば戻せます。カスタマイザーの設定や追加 CSSは再び適用されますが、ウィジェットとメニューの配置は確認が必要です。不安な場合は旧テーマをしばらく残しておきましょう。

テーマを変えると記事や画像は消えますか?

消えません。記事はデータベースに、画像はwp-content/uploadsに保存されていて、テーマとは別の場所にあります。ただし、旧テーマ独自のブロックやショートコードは表示が変わることがあります。

有効化したテーマが壊れていたらどうなりますか?

有効なテーマが壊れていると、WordPressはデフォルトテーマに切り替えます。ただし、デフォルトテーマが1つもないと切り替わらないので、最新のデフォルトテーマは残しておくと安心です。

まとめ:準備・切り替え・修正の3段階で進める

WordPressのテーマ変更は、有効化の前の準備5つと、有効化の後の確認4つまで含めて1つの作業です。記事や画像は残りますが、旧テーマの設定や装飾は新テーマでは使われなくなります。バックアップを取ってから進めてください。

ベランダで望遠鏡をのぞく男性のイラスト

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